みなさまこんにちは。
暑いくらいの週末でしたね。夏はどうなってしまうのか?
今は快適ながら、少し心配です。
さて、S様邸。アンカーボルトのチェックを行いました。
基礎と土台を繋ぐ大事なボルト、それが「アンカーボルト」です。
土台とは家で最も下に使用される木材で、一般的には桧が使用されます。
理由は固い木でないと荷重に負けてしまうから。
少し前は薬剤注入された栂とかでしたが、最近は見かけなくなりました。
アンカーボルトの径は12㎜、「M12」と呼ばれます。
土台の端部、耐力壁や人通口の両端、土台継ぎ手の両側、等に配置されます。
アンカーボルトの最大間隔は1820㎜内外ですので、アンカーだらけになります・・・
土台を繋ぐ金物「テックワン」と干渉しない位置か?
設計された位置に正しくアンカーボルトが配置されているか?
基礎伏図とプレカット図を見ながら、全てのアンカー位置をチェックします。
上の写真、スケールの先端にあるのは「ホールダウン」を緊結するアンカーボルト、
ホールダウン用のアンカー径は16㎜、「M16」と呼ばれます。
テックワンでは「HDCⅢ」と呼ばれる金物を使用、
柱の中心に入る金物なので、M16の位置は正確さを要求される重要な部分。
M16の位置は耐力壁の配置、N値計算で決定されます。
写真の溝右側、グレーの部分は基礎断熱。
「カネライトフォームFX」が外周に配置されているのもチェックします。
基礎立上げ以外にも、玄関部分など土間の下にも埋め込みます。
アンカーチェックは、基礎のコンクリートを打つ前の大事なイベント。
毎回ですが、基礎屋さんと一緒に時間をかけてチェック、
私達ETERNITYは、業者さんも含めたチームですので妥協はありません。
今回も問題なく基礎を仕上げられる状態を確認できました。
S様、もうすぐ基礎完成です。
上棟まであと少し、楽しみですね!